一般社団法人日本天文学オリンピック委員会は2026年10月5日付のプレスリリースで、ベトナムのハノイで開催された「第19回国際天文学・天体物理学オリンピック(IOAA2026)」において、日本代表の生徒5人全員がメダルを獲得したと発表しました。内訳は金メダルが2人、銀メダルが3人です。
大会は2026年9月25日から10月5日までの日程で開かれ、64の国と地域から65チーム、320人の生徒が参加しました。
金メダル2人、銀メダル3人を獲得
メダルを獲得した日本代表の生徒は以下の通りです。
- 金メダル:長田知樹さん(灘高等学校3年)
- 金メダル:山中友紘さん(東大寺学園高等学校3年)
- 銀メダル:上通一晃さん(久留米大学附設高等学校2年)
- 銀メダル:酒井伸太朗さん(灘高等学校2年)
- 銀メダル:中森萌さん(広島インターナショナルスクール12年)
長田さんは、インドのムンバイで開かれた2025年の第18回大会でも銀メダルを獲得しています。今回は金メダルとなり、2年連続のメダル獲得です。
5人は「第5回日本天文学オリンピック」の成績をもとに、2026年4月に日本代表に選ばれました。同大会には予選に109人が申し込み、53人が本選に進んでいます。

理論から観測まで、天文学の総合力を競う大会
IOAAは、中等教育を修了する前の生徒を対象とした天文学・天体物理学の国際大会です。第1回大会は2007年に開かれました。
試験には理論試験と実技試験があり、実技試験は観測データを分析するデータ解析ラウンド、望遠鏡などを使う観測ラウンド、プラネタリウム内で星空を観察するプラネタリウムラウンドに分かれています。このほか、他国の生徒とチームを組む、国際交流を目的とした競技も行われます。
メダルは、補正後の得点率が80%以上で金、65%以上で銀、50%以上で銅が授与されます。
参加4回目で、2年連続の全員メダル
日本天文学オリンピック委員会は2022年に発足しました。日本がIOAAに初めて代表団を派遣したのは、2023年にポーランドで開かれた第16回大会です。
初参加の2023年大会では5人が参加し、金メダル1人、銅メダル1人、優良賞1人という結果でした。金メダルを獲得した生徒は総合3位に入っています。ブラジルで開かれた2024年大会では3人が参加し、銀メダル1人、銅メダル1人、優良賞1人と、全員が入賞しました。
インドで開かれた2025年大会では、代表5人全員がメダルを獲得。内訳は金2人、銀2人、銅1人でした。金メダルを獲得した生徒の1人は、データ解析試験で全体1位、総合成績で全体2位になっています。
4回目の参加となった今回は、2年連続で代表全員がメダルを獲得し、全員が銀メダル以上という結果になりました。次回の第20回大会は、2027年にトルコで開かれる予定です。
文・編集/sorae編集部
参考文献・出典
- 日本天文学オリンピック委員会 - 第19回国際天文学・天体物理学オリンピックにて 日本代表全員が金・銀メダルを獲得
- 日本天文学オリンピック委員会 - 2026年度日本代表が決定しました
- 日本天文学オリンピック委員会 - 国際大会
- 日本天文学オリンピック委員会 - IOAA2025 日本代表全員がメダル獲得
- 日本天文学オリンピック委員会 - IOAA2024 日本代表全員が受賞
- 日本天文学オリンピック委員会 - 第16回国際天文学・天体物理学オリンピックにて 日本代表生徒が金メダルを獲得しました










