
(引用元:NASA)
こちらは、NASAの火星探査車「キュリオシティ(Curiosity)」が撮影した画像をもとに作成された、火星の風景です。NASAは2026年9月16日、火星でのミッション5000日目を記念するこの画像を、“ポストカード”に見立てて公開しました。

青と黄に彩られたこの風景は、実際の火星の色を表しているわけではありません。キュリオシティに搭載されているナビゲーションカメラで撮影された2つのモノクロのパノラマ画像を、地球へ送られた後に合成したもの。午前の風景を青、午後の風景を黄に着色しています。
午前の画像は2026年8月30日の火星現地時間9時56分、午後の画像は同年9月2日の17時39分に撮影されています。それぞれ、ミッションの5000日目(5000ソル)と5003日目(5003ソル)にあたります。
※…1ソル(Sol)=火星での1太陽日、約24時間40分。
撮影時、キュリオシティは「チョコラタル(Chocolatal)」という愛称が付けられた砂の尾根で停車していました。画像には、岩が点在する砂地や、その向こうに連なる起伏のある地形が写っています。
キュリオシティが見下ろすゲール・クレーターの風景
画像の手前にはキュリオシティの機体の一部が写っています。火星を周回する探査機へデータを送信するための円筒形のUHFアンテナや、機体後部に搭載された放熱用のフィンを持つ電源装置「多目的放射性同位体熱電気転換器(MMRTG)」を見ることができます。機体の向こうには、これまで走行してきた車輪の跡も残されています。
キュリオシティが位置しているのは、ゲール・クレーターの内部にそびえる高さ約5kmの「アイオリス山(シャープ山)」の山麓です。画像には、山麓から見下ろしたクレーター内部の風景が広がり、遠くの地平線にはクレーターの縁がかすかに見えています。

時間帯の異なる風景を青と黄で表現したことで、岩や砂の起伏、そこに落ちる影が印象的な一枚に仕上がっています。NASAは過去にも、キュリオシティが撮影した画像を合成・着色し、“ポストカード”に見立てた火星の風景を公開しています。
編集/sorae編集部
























