一般市民が小惑星を探索! 「COIAS」の成果を国立天文台が紹介

市民参加型の未発見天体探索ツール「COIAS(※)」。

これまでにCOIASを通じて発見された天体を、国立天文台が紹介しています。

COIASは、漫画家のQuroさんの作品であり、アニメ化もされた「恋する小惑星(アステロイド)」にちなんで命名されたウェブアプリケーションです。

目的は、国立天文台「すばる望遠鏡」の観測データから、小惑星などの未発見天体を探すこと。

これまでにCOIASを通じて発見された小惑星のうち、確定番号が与えられたものは4つ。そのうちの3つは、作品にちなんで「Ao」「Quro」「Hoshizaki」と命名されました。また、COIASを通じて2つの彗星も発見されています。

※…「Come On! Impacting ASteroids」の略。

未発見天体探索ツール「COIAS」のアイコン。COIASウェブサイトから(Credit: COIAS, Icon: Quro/芳文社)
【▲ 未発見天体探索ツール「COIAS」のアイコン。COIASウェブサイトから(Credit: COIAS, Icon: Quro/芳文社)】
COIASを通じて発見された2例目の彗星「P/2016 P5 (COIAS)」のアニメーション画像(Credit: 国立天文台 / COIAS 開発チーム)
【▲ COIASを通じて発見された2例目の彗星「P/2016 P5 (COIAS)」のアニメーション画像(Credit: 国立天文台 / COIAS 開発チーム)】

COIASを通じて発見・命名された小惑星については、以下の記事もぜひご覧ください。

 

文/ソラノサキ 編集/sorae編集部

参考文献・出典