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【更新】NASA有人ミッション「Crew-11」ISSから予定より早く帰還へ JAXA油井さんら4名

NASA(アメリカ航空宇宙局)のJared Isaacman長官らは日本時間2026年1月9日朝にテレカンファレンスを開催し、現在ISS(国際宇宙ステーション)で長期滞在を行っている有人宇宙飛行ミッション「Crew-11(クルー11)」の宇宙飛行士4名について、当初の予定よりも早く帰還させると発表しました。

宇宙飛行士の1人で医療上の事案 容態は安定も安全を期して帰還へ

Crew-11のクルーは、コマンダーを務めるNASAのZena Cardman宇宙飛行士、パイロットを務めるNASAのEdward Michael “Mike” Fincke宇宙飛行士、ミッションスペシャリストを務めるJAXA(宇宙航空研究開発機構)の油井亀美也宇宙飛行士、およびRoscosmos(ロスコスモス)のOleg Platonov宇宙飛行士の4名です。

NASAによると、Crew-11を早期帰還させる理由は、宇宙飛行士の健康状態に関する懸念です。2000年11月に始まったISSでの長期滞在は25周年を迎えましたが、医療的な判断で計画・管理された早期帰還が行われるのは今回が初めてだとしています。

ISSではアメリカ東部標準時2026年1月8日8時から6時間半にわたって、Fincke宇宙飛行士とCardman宇宙飛行士による船外活動が実施される予定でした。しかし、前日の7日午後に宇宙飛行士の1人に医療上の事案が発生したため、船外活動を延期することが7日付で発表されていました。

プライバシーの観点から名前や具体的な状況などは明らかにされていませんが、NASAは容態が安定している点を繰り返し強調しています。ただ、ISSにも優れた医療機器はあるものの、地上と同じレベルの検査を行うことはできないため、安全を期して早期帰還させることになりました。

日本時間2026年1月10日14時の時点で、NASAはCrew-11ミッションで使用されている「Crew Dragon(クルードラゴン)」宇宙船のISS離脱を日本時間2026年1月15日7時00分、着水を日本時間同日17時40分に予定しています。

Crew-11の帰還は2026年2月中旬に打ち上げが予定されていた次の有人ミッション「Crew-12」のクルーが到着してからの予定でしたが、すでにミッションの目標の大半は達成したということです。また、NASAはCrew-12の打ち上げ前倒しも検討しています。

Crew-11の帰還からCrew-12の到着までの間、ISSに滞在するのは、Soyuz宇宙船で2025年11月に到着したRoscosmosのSergey Kud-Sverchkov宇宙飛行士とSergei Mikaev宇宙飛行士、それにNASAのChris Williams宇宙飛行士の3名だけになります。

関連画像・映像

NASAの有人宇宙飛行ミッション「Crew-11」のクルー。左から:RoscosmosのOleg Platonov宇宙飛行士、NASAのMike Fincke宇宙飛行士、NASAのZena Cardman宇宙飛行士、JAXAの油井亀美也宇宙飛行士(Credit: SpaceX - https://www.flickr.com/photos/nasa2explore/54659990329)
【▲ NASAの有人宇宙飛行ミッション「Crew-11」のクルー。左から:RoscosmosのOleg Platonov宇宙飛行士、NASAのMike Fincke宇宙飛行士、NASAのZena Cardman宇宙飛行士、JAXAの油井亀美也宇宙飛行士(Credit: SpaceX)】

 

【更新:2026年1月10日14時00分】Crew-11のISS離脱・着水予定時刻を追記しました。

 

文・編集/sorae編集部

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参考文献・出典