
【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:NASA)
「地球の双子」とも呼ばれる金星は、大きさや質量こそ地球に近いものの、“時間の流れ方”は大きく異なります。金星の1日(自転周期)は約243地球日、一方で1年(公転周期)は約225地球日。つまり、金星では1日のほうが1年より長いという、太陽系でも極めて珍しい逆転が起きています。
※…地球日=約24時間
Source
- Image Credit: NASA/JPL-Caltech
- NASA - Venus Facts
ここで混乱しがちなのが、昼夜の1日(太陽日)です。金星の太陽日は約117地球日で、日の出から日没まではその半分の約58〜59地球日。数字だけ見ると「自転が遅いのに、なぜ昼夜サイクルは短くなるの?」と感じます。
ポイントは金星が“逆行自転”(地球と反対向き)していること。見かけの太陽の動きは「自転」と「公転」が合わさって決まります。金星では、自転による見かけの動きと公転による見かけの動きが同じ方向(西から東)になります。つまり、2つの動きが足し合わさる(協力し合う)ため、太陽が空を一周して見えるスピードが速まるのです。
“1日>1年”という時間の逆転、逆向きの自転、そして灼熱の環境…これらが、地球の「双子」でありながらまったく異質な世界としての金星を形づくっています。
編集/sorae編集部
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