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【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:ESA)

こちらは、ハッブル宇宙望遠鏡が近赤外線でとらえた惑星状星雲「バタフライ星雲(NGC 6302)」です。可視光で見る姿とは異なり、“ベール”越しのように繊細な表情で、左右へ大きく広がる双極の“羽”と、中央を横切る暗い塵の帯がくっきりと浮かび上がっています。

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この画像は近赤外線の観測データをもとにした擬似カラーです。赤は水素、緑と青は電離した鉄の輝きに対応しており、波長ごとの光を色に割り当てることで、ガスの分布や温度、衝撃を受けた領域の違いが見分けやすくなります。とくに上下方向に伸びる青紫の筋は、電離した鉄が強く光るフィラメントで、中心付近で生じた高速のガス流や衝撃で励起された部分とみられます。

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“胴体”に見える暗い帯は、実際にはドーナツ状(トーラス)の塵とガスの構造で、私たちはその側面を見ています。厚い塵が中心星を覆い隠しているため、星そのものは画像には現れません。トーラスが赤道面で流れをせき止めることで、ガスは両極側へ抜けやすくなり、蝶のような双極形状が形作られたと考えられます。

バタフライ星雲ギャラリー

ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)とアルマ望遠鏡(ALMA)が観測した惑星状星雲「NGC 6302」の中心部(Credit: ESA/Webb, NASA & CSA, M. Matsuura, ALMA (ESO/NAOJ/NRAO), N. Hirano, M. Zamani (ESA/Webb))
【▲ ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)とアルマ望遠鏡(ALMA)が観測した「バタフライ星雲(NGC 6302)」の中心部(Credit: ESA/Webb, NASA & CSA, M. Matsuura, ALMA (ESO/NAOJ/NRAO), N. Hirano, M. Zamani (ESA/Webb))】
ハッブル宇宙望遠鏡(HST)が観測した惑星状星雲「NGC 6302」(Credit: ESA/Webb, NASA & CSA, K. Noll, J. Kastner, M. Zamani (ESA/Webb))
【▲ ハッブル宇宙望遠鏡で可視光・近赤外線撮影した「バタフライ星雲(NGC 6302)」(Credit: ESA/Webb, NASA & CSA, K. Noll, J. Kastner, M. Zamani (ESA/Webb))】
惑星状星雲「NGC 6302」、別名「バタフライ星雲」(Credit: NASA, ESA, and J. Kastner (RIT))
【▲ ハッブル宇宙望遠鏡で可視光・近紫外線撮影した「バタフライ星雲(NGC 6302)」(Credit: NASA, ESA, Hubble; Processing & License: Judy Schmidt)】
惑星状星雲「NGC 6302」こと「バタフライ星雲」
【▲ ハッブル宇宙望遠鏡で可視光撮影した「バタフライ星雲(NGC 6302)」(Credit: NASA, ESA, Hubble; Processing & License: Judy Schmidt)】

 

編集/sorae編集部

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