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こちらは、アメリカ企業Vastの人工衛星「Haven Demo」が太陽電池パドルを展開する様子です。VastがSNSのXを通じて日本時間2025年11月3日に動画をシェアしました。

【▲ Vastの人工衛星「Haven Demo」が太陽電池パドルを展開する様子(Credit: Vast)】

Haven Demoは日本時間2025年11月2日に、アメリカ企業SpaceXの「Falcon 9」ロケットによるライドシェアミッション「Bandwagon-4」のペイロードのひとつとして打ち上げられました。

Vastが開発を進めている商業宇宙ステーション「Haven-1」の、推進システム、フライトコンピューター、誘導ソフトウェアといった、重要なシステムのテストを目的としています。

Haven DemoのCGイメージ(Credit: Vast)
【▲ Haven DemoのCGイメージ(Credit: Vast)】
Haven Demoなど18のペイロードを搭載した「Bandwagon-4」ミッションのFalcon 9ロケットの打ち上げ(Credit: SpaceX)
【▲ Haven Demoなど18のペイロードを搭載した「Bandwagon-4」ミッションのFalcon 9ロケットの打ち上げ(Credit: SpaceX)】

打ち上げに向けて準備が進む「Haven-1」

Haven-1は全長10.1m・直径4.4m・与圧部容積80立方m(うち居住空間は45立方m)の単一モジュールで構成された宇宙ステーションで、太陽電池パドルと1箇所のドッキングポートを備えています。

ISS=国際宇宙ステーションとほぼ同じ高度425km・軌道傾斜角51.6度の軌道に投入される予定で、SpaceXの「Crew Dragon」宇宙船で往復する4名のクルーが最大30日間滞在可能とされています。

Haven-1の主要構造はすでに製造が済んでいて、2025年10月に圧力・負荷試験を実施。今後は最終的な溶接検査とシステムの統合作業が行われます。

Vastによると、Haven-1はFalcon 9ロケットで2026年5月以降に打ち上げられる予定です。早ければあと半年ほどで、世界初の商業宇宙ステーションとして軌道に投入されることになります。

クルー滞在中の宇宙ステーション「Haven-1」のCGイメージ(Credit: Vast)
【▲ クルー滞在中の宇宙ステーション「Haven-1」のCGイメージ(Credit: Vast)】
圧力・負荷試験を受けるHaven-1の主要構造(Credit: Vast)
【▲ 圧力・負荷試験を受けるHaven-1の主要構造(Credit: Vast)】

VastはISSの後継「Haven-2」も構想

なお、VastはISSの後継となる宇宙ステーション「Haven-2」の建設を2028年から開始する計画を立てています。

Haven-2では全長16m・与圧部容積125立方m(うち居住空間は55立方m)に大型化したモジュールを複数結合する予定で、Haven-1では対応していないクルーの引き継ぎや物資補給に対応します。

約6か月ごとに1つのモジュールを打ち上げて段階的に建設を進め、最終的には大型のコアモジュールに合計8機のモジュールを結合させる計画で、2032年の完成が予定されています。

4つのモジュールが結合した宇宙ステーション「Haven-2」のCGイメージ(Credit: Vast)
【▲ 4つのモジュールが結合した宇宙ステーション「Haven-2」のCGイメージ(Credit: Vast)】
9つのモジュールが結合して完成した宇宙ステーション「Haven-2」のCGイメージ(Credit: Vast)
【▲ 9つのモジュールが結合して完成した宇宙ステーション「Haven-2」のCGイメージ(Credit: Vast)】

 

文/ソラノサキ 編集/sorae編集部

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参考文献・出典