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【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:NASA)

今回紹介するのは、ブラックホールと恒星からなる連星系「はくちょう座X-1(Cygnus X-1)」を描いた想像図です。右側には青白く輝く青色超巨星、左側にはそこから流れ込んだガスが輝く降着円盤と、ブラックホールから噴出するジェットが描かれています。

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ブラックホール連星系「はくちょう座X-1」の想像図(Credit: NASA/CXC/Melissa Weiss)
【▲ ブラックホール連星系「はくちょう座X-1」の想像図(Credit: NASA/CXC/Melissa Weiss)】

はくちょう座X-1は、1964年のロケットによるX線観測で見つかった「ブラックホール研究における最古参の候補」のひとつです。連星をなす超巨星の動きなどから、中心天体は太陽よりずっと重く、通常の恒星や中性子星では説明できない“見えない質量”を持っていることが判明しました。このことから、当時より「ここにはブラックホールがあるに違いない」と有力視されてきました。

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その後の観測、とくに1970年代に行われた詳細な解析によって、中心天体の質量は中性子星として存在できる限界(太陽の約3倍)を超えていることが濃厚となりました。そして1990年には、かのスティーヴン・ホーキング博士もこの天体がブラックホールであることを事実上認め、はくちょう座X-1をめぐる「有名な賭け」に決着がつきました。こうした経緯もあって、「はくちょう座X-1はブラックホールである」という見方は広く受け入れられるようになりました。

さらに近年の研究では、その質量について新たな事実も判明しています。最新の観測データ(2021年発表)によると、質量は従来の推定よりも重い「太陽の21倍」に達すると見積もられています。 発見から半世紀以上を経てなお、はくちょう座X-1はブラックホール研究の“教科書的な天体”として、私たちに新しい知見を与え続けているのです。

 

編集/sorae編集部

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