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【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:ESA/Hubble)

こちらは、2009年12月14日にESA/Hubbleから公開された、ハッブル宇宙望遠鏡の掃天観測用高性能カメラ(ACS)で撮影されたオリオン大星雲(M42)にあるプロプリッド「181-825」の画像です。

オリオン大星雲で見つかったプロプリッド「181-825」(Credit: NASA/ESA and L. Ricci (ESO))
【▲ オリオン大星雲で見つかったプロプリッド「181-825」(Credit: NASA/ESA and L. Ricci (ESO))】

プロプリッド(proplyd)とは、誕生して間もない若い星の周囲に広がるガスと塵の円盤のことで、将来そこから惑星が形成される可能性がある「惑星系のゆりかご」を指します。

オリオン大星雲は地球から約1500光年先にある星形成領域で、肉眼でも確認できる天体として古くから知られています。ハッブル宇宙望遠鏡による大規模な観測プロジェクト「ハッブル宇宙望遠鏡・トレジャリー・プログラム」では、この星雲の中にある42個の原始惑星系円盤が確認されました。

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181-825は、オリオン大星雲の中で最も明るい大質量星「Theta 1 Orionis C」の比較的近くに位置するプロプリッドとして知られています。この大質量星が放つ強い恒星風と星雲のガスが衝突することで衝撃波が生じ、特徴的な姿を見せています。

プロプリッドの中には、Theta 1 Orionis Cに近く、強い放射によってガスが加熱されて明るく輝くタイプと、遠くにあって明るい星雲を背景にシルエットとして写るタイプの2種類があります。181-825は前者にあたり、紫外線を受けたガスが明るく輝いています。

私たちの太陽系も約46億年前にはこのような円盤から生まれたと考えられており、プロプリッドの観測は惑星形成の初期段階を知るうえで重要な手がかりとなっています。

 

※…画像中央の光点は、「Theta 1 Orionis C」ではなく、「181-825」の中心にある若い星です。また、「181-825」は位置に由来するカタログ名で、若い星とその周囲の円盤・ガスを含むプロプリッド全体を指しています。

編集/sorae編集部

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参考文献・出典

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