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昔は“星雲”に分類されていた球状星団 ハッブル宇宙望遠鏡が観測した「M28」

こちらは、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)が観測した球状星団「M28(Messier 28)」。

いて座の方向、約1万8000光年先にあります。

球状星団とは、数万~数百万個の恒星が重力によって互いに結びつき、球状に集まっている天体のこと。天の川銀河では約150個が見つかっています。

色とりどりの星々が密集して輝くその姿には、銀河とはまた違った美しさを感じます。

HST(ハッブル宇宙望遠鏡)が観測した球状星団「M28(Messier 28)」(Credit: ESA/Hubble & NASA, J. E. Grindlay et al.)
【▲ ハッブル宇宙望遠鏡(HST)が観測した球状星団「M28(Messier 28)」(Credit: ESA/Hubble & NASA, J. E. Grindlay et al.)】

現代でこそ、星々の集まりであるとわかるM28ですが、昔からそのように認識されていたわけではありません。

名前の「Messier」は、18世紀にフランスの天文学者Charles Messierが星雲や星団をまとめた「メシエカタログ」に記載されていることを示しています。

ESA(ヨーロッパ宇宙機関)によると、Messierはさまざまな天体を星雲に分類してカタログに載せましたが、そのなかには、HSTなどの宇宙望遠鏡で観測を行える現代では星団や超新星残骸に分類されるものも含まれていました。

M28もそのひとつで、双眼鏡を使ってもかろうじて小さなシミのようにしか見えないM28を、当時の望遠鏡で観測したMessierは星雲としてカタログに記載していたということです。

冒頭の画像はハッブル宇宙望遠鏡の「ACS(掃天観測用高性能カメラ)」と「WFC3(広視野カメラ3)」で取得したデータを使って作成されたもので、ESAから2019年3月11日付で公開されました。

本記事は2019年3月13日公開の記事を再構成したものです。

 

文/ソラノサキ 編集/sorae編集部

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参考文献・出典