広告
広告
中国CAS Space、「力箭1号」で「超智算1号」など衛星9機を軌道投入

中国の商業宇宙企業CAS Space(中科宇航)は日本時間2026年9月20日、東風商業航天創新試験区から「力箭1号(Kinetica 1)」ロケットを打ち上げ、「超智算1号」など合計9機の衛星を所定の軌道へ投入しました。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

打ち上げ情報:力箭1号遥18(衛星9機)

・ロケット:力箭1号 遥18(Kinetica 1 Y18)
・打ち上げ日時:日本時間 2026年9月20日 13時03分
・発射場:東風商業航天創新試験区(中国)
・ペイロード:秦嶺衛星01・02、浦江4号、鵬城首発星、諦聴01組A・B・C、超智算1号、雲霄探路者(合計9機)

秦嶺衛星01・02は、西北工業大学が開発した光学地球観測衛星です。高分解能のパンクロマチック・マルチスペクトルカメラを搭載し、秦嶺山脈や黄河流域などの環境監視に使用されます。

浦江4号は、二酸化炭素とメタンの排出源を高精度で観測する衛星です。世界各地の温室効果ガスの異常排出を特定・監視します。

鵬城首発星は「鵬城南科1号(PEGA-SUS1)」とも呼ばれる技術実証衛星です。衛星と地上を結ぶ5G NTN通信、衛星上でのAI処理、100Gbpsの衛星・地上間レーザー通信などを実証します。

諦聴01組A・B・Cは、電磁スペクトルを監視する衛星です。3機の編隊飛行により、電波の発信源を検出し、その位置を特定する技術を実証します。

超智算1号は、可視光カメラとAIコンピューターを搭載した地球観測衛星です。取得した画像の処理や対象物の識別を衛星上で行います。

雲霄探路者は、中国科学院力学研究所が開発した衛星です。

力箭1号の飛行は今回で16回目です。CAS Spaceによると、力箭シリーズはこれまでに宇宙船1機と衛星121機を宇宙へ送り届けており、軌道へ投入したペイロードの総質量は21トンを超えています。

関連画像

衛星9機を搭載して打ち上げられた「力箭1号」ロケット。2026年9月20日撮影(Credit: CAS Space)
【▲ 衛星9機を搭載して打ち上げられた「力箭1号」ロケット。2026年9月20日撮影(Credit: CAS Space)】
東風商業航天創新試験区から打ち上げられた「力箭1号」ロケット。2026年9月20日撮影(Credit: CAS Space)
【▲ 東風商業航天創新試験区から打ち上げられた「力箭1号」ロケット。2026年9月20日撮影(Credit: CAS Space)】
上空から捉えた「力箭1号」ロケットの打ち上げ。眼下には東風商業航天創新試験区の施設が見える。2026年9月20日撮影(Credit: CAS Space)
【▲ 上空から捉えた「力箭1号」ロケットの打ち上げ。眼下には東風商業航天創新試験区の施設が見える。2026年9月20日撮影(Credit: CAS Space)】

 

文/sorae編集部 速報班 編集/sorae編集部

関連記事

参考文献・出典