
(引用元:NASA)
こちらは、メキシコの太平洋沿岸沖で発達したハリケーン「Polo(ポロ)」です。NASAの地球観測衛星「Aqua(アクア)」に搭載された観測装置「MODIS」が、2026年9月23日に撮影しました。画像は同月25日、NASAの「Earth Observatory」で公開されています。

中心には「目」がくっきりと見え、その周囲を分厚い雲が取り巻いています。外側へ広がる雲の帯は、画像上部に写るメキシコの陸地にもかかっています。
Poloは撮影前日の22日に、ハリケーンの強さを示す5段階の分類で最も強い「カテゴリー5」に達しました。NASAによると、23日の撮影時には「カテゴリー4」となっており、最大風速は約230km/hでした。
雲の模様から読み取る上空の空気の流れ
NASAの解説では、ニューヨーク州立大学オールバニ校の大気科学者クリステン・コルボシエロ氏が、大きく明瞭な目と、上空で空気が外側へ流れ出す「流出」の広がりを、この画像の特徴として挙げています。同氏によると、ハリケーン上空の空気が外へ流れやすい状態だったことも、Poloの急速な発達を支えた要因の一つです。
目を取り巻く雲や外側へ広がる雲の模様は、ハリケーンの構造や空気の動きを知る手がかりになります。衛星観測によって、海上にあるハリケーンから陸地にかかる雲まで、広い範囲を見渡すことができます。地上では、すでに人々の暮らしに被害が及んでいます。米国のAP通信によると、メキシコのミチョアカン州ラサロ・カルデナスでは、住宅への海水の流入や、高波による飲食店の損壊が報告されています。
ハリケーンの勢力や進路は刻々と変化します。現地に滞在している方や渡航を予定している方は、気象当局や自治体が発表する最新情報を確認し、避難などの指示に従ってください。
編集/sorae編集部
参考文献・出典
- NASA Earth Observatory - Explosive Intensification for Hurricane Polo
- National Hurricane Center - Hurricane Polo Advisory Number 13
- AP通信(ABC11掲載)- Powerful Hurricane Polo drenches Mexico's coast from offshore as Nolo nears Hawaii























