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【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:NASA)

こちらは、ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の火星探査機「TGO(トレース・ガス・オービター)」が捉えた火星の地表です。地形や模様の組み合わせが、人の顔のように見えます。TGOに搭載されたカメラ「CaSSIS」で撮影されたこの画像は、2024年8月8日付のESAの解説記事で紹介されました。

TGOのカメラ「CaSSIS」が捉えた、人の顔のように見える火星の地形(Credit: ESA/TGO/CaSSIS)
【▲ TGOのカメラ「CaSSIS」が捉えた、人の顔のように見える火星の地形(Credit: ESA/TGO/CaSSIS)】

この画像は、近赤外線などの観測データを色に割り当てた「疑似カラー画像」です。肉眼で見た色をそのまま再現したものではなく、地表の物質の違いを見分けやすくしています。

ピンク色から紫色に見える部分には、塩化物を含む可能性がある堆積物が分布しています。白黒の画像では粘土などの明るい物質と区別しにくい堆積物も、こうした色の違いが手がかりになります。

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かつての水の痕跡?

研究者によると、こうした堆積物は、浅い池などにたまった水や塩水が蒸発して形成されたと考えられています。地球の塩田で塩水を蒸発させ、塩を作る過程と似た仕組みです。

現在の火星には乾燥した大地が広がっています。しかし、過去の探査では、かつて川や湖が存在していたことを示す地形や鉱物が見つかっています。探査や研究が進むにつれ、古代の火星に水があったことを裏付ける証拠が積み重なっています。地表に残る塩化物を含むとみられる堆積物もその一つ。水があった時代の火星の姿が、少しずつ具体的に明らかになってきています。

 

編集/sorae編集部

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参考文献・出典

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