【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
こちらは、soraeが2024年5月12日の記事内で紹介した『彗星状グロビュール「CG 4」』です。南天の「とも座(艫座)」の方向約1300光年先に位置しており、CG 4は別名「God's Hand(神の手)」とも呼ばれています。
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彗星状グロビュール(Cometary globule)は、HII領域(※)にみられる孤立した暗黒星雲であるボック・グロビュール(Bok globule)の一種で、尾を伸ばした彗星に似た姿をしていることからそのように呼ばれています。
※…HII(エイチツー)領域:大質量星から放射された紫外線によって電離した水素から赤い光が放たれている領域。電離水素領域とも。
神の手の先端付近には、「ESO 257-19」と呼ばれる銀河が見えていますが、たまたまこの位置にあるだけで、CG 4よりもさらに1億光年以上離れたところにあるようです。
文/sorae編集部