上の画像は、アラスカのコロンビア氷河を観測衛星から捉えたものです。画像からは、後退し続ける氷河の姿が見て取れます。
コロンビア氷河は海抜3050mに位置しています。そして最も急激に変化している氷河の1つとしても知られており、NASAの観測衛星「ランドサット4/5/7/8」が30年以上にわたって観測を続けてきました。
画像は雪と氷が明るいシアン、植生は緑、雲は白色かオレンジ色、水は濃い青色、露出した岩盤は茶色、氷河中の岩石の破片は灰色で示されています。そして残念なことに、1980年代以降でこの氷河はその厚さと体積の約半分を失ってしまったのです。
Image Credit: NASA/USGS/Landsat/Jesse Allen and Robert Simmon
■World of Change: Columbia Glacier, Alaska
https://www.nasa.gov/image-feature/world-of-change-columbia-glacier-alaska
(文/塚本直樹)