【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
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こちらは、soraeが2023年3月24日の記事内で紹介した『ウォルフ・ライエ星「WR 124」』です。ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の「近赤外線カメラ(NIRCam)」と「中間赤外線装置(MIRI)」を使って取得したデータから作成された疑似カラー画像です。
ウォルフ・ライエ星は大質量の恒星であるO(オー)型星が進化した姿で、1000万年以下という短い生涯を終えつつあります。約100億年という太陽の寿命と比較すると、非常に短命であることがわかります。
WR 124の質量は太陽の約30倍で、これまでに太陽10個分の質量に相当するガスや塵を放出したとみられています。ウォルフ・ライエ星はいずれ超新星爆発を起こして恒星としての生涯を終えてしまいますが、これまでに放出したガスや塵、爆発時に生成される重元素などが、やがて形成される新しい星の材料となるのです。
(元記事を要約)
文/sorae編集部