【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)

Source
  • Image Credit: NASA, ESA, CSA, G. Villanueva (NASA/GSFC), S. Trumbo (Cornell Univ.), A. Pagan (STScI)
  • sorae – 内部海に由来? エウロパ表面の二酸化炭素分布をウェッブ宇宙望遠鏡で特定

 

こちらは、soraeが2023年9月23日の記事内で紹介した『木星の衛星「エウロパ」』です。ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の近赤外線カメラ(NIRCam)で観測したデータをもとに着色された疑似カラー画像となっています。

※ウェッブ宇宙望遠鏡は主に、人の目では見えない赤外線の波長で観測するため、各フィルターに応じて着色した画像を公開しています。

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白く見える中央から右の部分は、塩化ナトリウムが豊富に存在している「タラ地域」で、左下は「ポーイス地域」と呼ばれています。

エウロパでは「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope:HST)」などの観測データをもとに水蒸気のプルーム(水柱、間欠泉)が噴出していると考えられており、タラ地域に関しては塩化ナトリウム(NaCl、食塩の主成分であり地球の海水にも含まれている)の存在が2019年に報告されています。また、カオス地形ではエウロパ表面から内部海へと酸素が運び込まれている可能性も指摘されているなど、エウロパの表面と内部海の間では物質が循環している可能性が考えられます。

(元記事より引用)

文/sorae編集部

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