中国、商用発射場から新型ロケット「長征12号」の初打ち上げに成功

中国は日本時間2024年11月30日に、新型ロケット「長征12号」の打ち上げを実施しました。搭載されていた衛星が所定の軌道に投入されたことを、中国国家航天局(CNSA)や中国公転科技集団有限公司(CASC)が報告しています。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

打ち上げ情報:長征12号(初飛行)

  • ロケット:長征12号(Long March 12)
  • 打ち上げ日時:日本時間2024年11月30日23時25分
  • 発射場:海南商業宇宙発射場(中国)
  • ペイロード:衛星インターネット技術試験衛星、技術試験衛星3号機

長征12号は上海航天技術研究院(SAST)が開発したロケットで、今回が初飛行です。CASCによれば全長約62m、直径は中国の衛星打ち上げ用ロケットとしては初の4m。直径4.2mと直径5.2mのフェアリングが標準で用意されており、打ち上げ能力は地球低軌道に12トン以上、高度700kmの太陽同期軌道に6トン以上とされています。

また、今回の打ち上げは中国初の商用ロケット発射場とされる海南省の海南商業宇宙発射場からの初打ち上げでもあり、長征シリーズ548回目の打ち上げだったということです。

関連画像・映像

海南商業宇宙発射場から打ち上げられた中国の新型ロケット「長征12号」
【▲ 海南商業宇宙発射場から打ち上げられた中国の新型ロケット「長征12号」(Credit: CASC)】

関連リンク

 

Source

  • CNSA - 我国首个商业航天发射场首发圆满成功
  • CASC - 我国首型4米级直径运载火箭长征十二号首飞成功

文/sorae編集部 速報班 編集/sorae編集部