中国、地球観測衛星「遥感36号」を長征2号Dロケットで打ち上げ
【▲打ち上げ直後の「長征2号D」ロケット(Credit: CASC, Weibo)】
打ち上げ直後の「長征2号D」ロケット
【▲打ち上げ直後の「長征2号D」ロケット(Credit: CASC, Weibo)】

中国は日本時間2022年11月27日に、中国国営企業「中国航天科技集団(CASC)」が開発した「長征2号D」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていた地球観測衛星は無事に軌道へ投入されたことが、複数の中国メディアにて報じられています。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

■長征2号D(CZ2D Y89)

打ち上げ日時:日本時間2022年11月27日21時23分【成功】
発射場:西昌衛星発射センター(中国)
ペイロード:遥感36号03組(Yaogan 36 Group 03)

長征ロケットシリーズの打ち上げは、今回で451回目となりました。

■ペイロード情報:遥感36号03組

遥感36号03組は、中国の地球観測衛星「遥感」シリーズの36号グループです。中国航天科技集団(CASC)によると、遥感衛星は「科学試験や国土資源調査、農作物の収穫予測、災害対策などの分野で用いられる」としており、1度の打ち上げで3組の衛星(A,B,C)を軌道へ投入しているようです。

遥感36号03組についての詳細な情報は明らかにされていませんが、中国空間技術研究院(CAST)の衛星2機と上海航天技術研究院(SAST)衛星1機であると見られています。

■打ち上げ関連画像・映像

CZ2D Y89のミッションパッチ
【▲CZ2D Y89のミッションパッチ(Credit: CASC, Weibo)】

■打ち上げ関連リンク

 

Source

  • Image Credit: CASC, Weibo
  • CASC - China launches new remote sensing satellite
  • CASC(Weibo

文/sorae編集部 速報班

Last Updated on 2024/07/04