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【▲ シグナス補給船運用18号機を搭載した「アンタレス」ロケット(Credit: NASA/Terry Zaperach)】
【▲ シグナス補給船運用18号機を搭載した「アンタレス」ロケット(Credit: NASA/Terry Zaperach)】

ノースロップ・グラマンは日本時間2022年11月7日、「アンタレス」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていた「シグナス」補給船は予定通りの軌道へ投入されて打ち上げは成功したものの、太陽電池アレイの展開に問題があることをアメリカ航空宇宙局(NASA)が報告しています。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

■打ち上げ情報:アンタレス230+(NG-18)

ロケット:アンタレス230+
打ち上げ日時:日本時間2022年11月7日19時32分【成功】
発射場:ワロップス飛行施設(アメリカ)
ペイロード:シグナス補給船運用18号機「S.S. Sally Ride」

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■ペイロード情報:シグナス補給船運用18号機

今回のミッション「NG-18」では、国際宇宙ステーション(ISS)に届けられる約4トンの補給物資を積載した無人補給船「シグナス」運用18号機が打ち上げられました。NASAによると、シグナス補給船にはウガンダやジンバブエの超小型衛星をはじめ、ISSに滞在中の若田光一宇宙飛行士ら第68次長期滞在クルー7名のためにパンプキンスパイスカプチーノや新鮮な果物も搭載されています。なお、愛称の「S.S. Sally Ride」は、アメリカ初の女性宇宙飛行士サリー・ライド氏にちなんで命名されました。

日本時間11月7日19時32分にNASAのワロップス飛行施設から打ち上げられたシグナス補給船は、無事に地球低軌道へ投入されました。NASAによると、シグナス補給船に2基搭載されている太陽電池アレイの展開が軌道投入後に行われたものの、正常に展開できたのは片方のみでした。ノースロップ・グラマンはNASAに対して、ISSとランデブーするのに十分な電力は得られていると報告しているとのことです。ノースロップ・グラマンとNASAはもう片方の展開できなかった太陽電池アレイのデータを収集した後、展開させずにランデブーすることを決定しました。

シグナス補給船運用18号機は日本時間2022年11月9日19時5分に、ISSのロボットアーム「カナダアーム2」を使ってキャッチされる予定です(※2022年11月9日10時15分時点での情報)。

【▲ 参考画像:国際宇宙ステーションのロボットアームに把持されるのを待つシグナス補給船運用16号機。2021年8月12日撮影(Credit: NASA)】
【▲ 参考画像:国際宇宙ステーションのロボットアームに把持されるのを待つシグナス補給船運用16号機。2021年8月12日撮影(Credit: NASA)】

■打ち上げ関連画像・映像

 

Source

  • Image Credit: NASA/Terry Zaperach
  • NASA - NASA’s Northrop Grumman CRS-18 Commercial Resupply Mission

文/sorae編集部 速報班

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