ロシア連邦宇宙庁(ロスコスモス)は7月23日、「ソユーズTMA-17M」宇宙船を搭載した、「ソユーズFG」ロケットの打ち上げに成功した。宇宙船には、油井亀美也さんら3人の宇宙飛行士が搭乗しており、このあと日本時間11時46分ごろに、国際宇宙数ステーション(ISS)とドッキングする予定となっている。

ロケットはカザフスタン時間2015年7月23日3時2分45秒(日本時間2015年7月23日6時2分45秒)、カザフスタン共和国にあるバイコヌール宇宙基地の第1発射台、通称「ガガーリン発射台」から離昇した。ロケットは順調に飛行し、打ち上げから約9分後に宇宙船を分離した。

ロシア連邦宇宙庁によると、宇宙船は計画通りの軌道に入っているという。このあと約6時間ほど単独飛行をし、日本時間11時46分ごろに、ISSの「ラスヴェート」モジュールにドッキングする予定となっている。

ソユーズTMA-17Mには、オレッグ・コノネンコ宇宙飛行士(露宇宙庁、ソユーズのコマンダー)、油井亀美也宇宙飛行士(JAXA、フライト・エンジニア)、チェル・リングリン宇宙飛行士(NASA、フライト・エンジニア)の3人が搭乗している。コノネンコ飛行士らは第44/45次長期滞在員として、今年12月までの約5か月間、ISSに滞在する予定となっている。

現在ISSには、ゲナディ・パダルカ宇宙飛行士(ロスコスモス)、スコット・ケリー宇宙飛行士(NASA)、ミカエル・コニエンコ宇宙飛行士(ロスコスモス)の3人が滞在しており、ここにコノネンコ飛行士らが合流することで、ISSは6人体制での運用となる。

 

■РОСКОСМОС: СОСТОЯЛСЯ ЗАПУСК ПИЛОТИРУЕМОГО КОРАБЛЯ «СОЮЗ ТМА-17М»
http://www.federalspace.ru/21603/