4月14日に打ち上げられた「ドラゴン」補給船運用6号機(CRS-6)が17日、国際宇宙ステーション(ISS)に到着した。ドラゴンは約5週間滞在し、地球に帰還する。
ドラゴンCRS-6はファルコン9ロケットに搭載され、米東部夏時間2015年4月14日16時10分(日本時間2015年4月15日5時10分)、フロリダ州にあるケープ・カナヴェラル空軍ステーションの第40発射台(SLC-40)から離昇した。ロケットは順調に飛行し、打ち上げから約10分後にドラゴンCRS-6を分離、所定の軌道へ投入した。ドラゴンは太陽電池パドルを展開し、ISSに向けて飛行を開始した。
その後、ドラゴンは軌道を修正しつつISSに接近し、協定世界時2015年4月17日10時55分(日本時間2015年4月17日19時55分)、サマンサ・クリストフォレッティ宇宙飛行士が操作するロボット・アームによって捕獲された。そして13時29分(22時29分)に、ロボット・アームの導きによってISSのハーモニー・モジュールに結合された。
ドラゴンCRS-6には、ISSに滞在する宇宙飛行士のための水や食料、衣服、日用品から、ISS内の実験で使うための機器や材料、ISSから放出される超小型人工衛星など、約2200kgの補給物資が搭載されている。これらはISSに滞在している宇宙飛行士によって搬出される。
ドラゴンCRS-6はISSに約5週間滞在し、ステーションで作り出された成果物や、発生した不用品など約1360kgを積み、カリフォーニア沖の太平洋上に着水する予定となっている。
また4月28日には、同じくISSへの補給物資を搭載した、ロシアのプログレスM-27M補給船の打ち上げも予定されている。
■Robotic Arm Captures Dragon | Space Station
http://blogs.nasa.gov/spacestation/2015/04/17/robotic-arm-captures-dragon/