デジタルグローブ社は18日、軌道を回る地球観測衛星ワールドビュー1から、姉妹機のワールドビュー3を載せたアトラスVロケットが飛行する様子を撮影した画像を公開した。
ワールドビュー1は2007年に打ち上げられたデジタルグローブ社の地球観測衛星で、現在高度450kmの太陽同期軌道を周回している。一方のワールドビュー3は、同社の最新鋭機で、8月13日にアトラスVに搭載され、カリフォルニア州にあるヴァンデンバーグ空軍基地から打ち上げられた。この写真はまさに、そのワールドビュー3が打ち上げられた際に撮影されたものだ。
写真が撮影された時、ワールドビュー1とアトラスVとの間は800kmから1,200kmほども離れており、なおかつワールドビュー1は約27,000km/h(約7.6km/s)、アトラスVもまた約1,610km/h(約450km/s)という、とてつもないスピードで飛行していた。にもかかわらず、ワールドビュー1は、飛行するアトラスVの姿をくっきりと捉えており、また連続で撮影することにも成功し、GIFアニメーションが作成されている。
同社は「ワールドビュー1が、その新しい姉妹であるワールドビュー3の『誕生』を目撃することができて、大変誇りに思います」と述べている。
■WorldView-3: Have you seen this GIF? | Seeing a Better World™