オーブコム社は19日、延期されていた同社のオーブコム(OG2)衛星の新しい打ち上げ日時が2014年6月11日に決まったと発表した。また予備日として翌12日が確保された。
この打ち上げは、地球低軌道を周回する衛星群による通信サービスを展開しているオーブコム社の次世代衛星オーブコム・ジェネレーション2(OG2)を6機同時に軌道に送り込むというもの。ロケットは新鋭スペース社のファルコン9 v1.1が使われる。
当初打ち上げは5月10日に予定されていたが、その前々日に行われるはずだった打ち上げ前の地上燃焼試験がトラブルで延期、翌9日もトラブルでさらに延期され、10日の打ち上げも延期される羽目になった。
このトラブルへの対処に加え、先日行われたデルタIVロケットの打ち上げや、22日に予定されているアトラスVロケットの打ち上げで地上施設のスケジュールが埋まっており、しばらく新しい打ち上げ日が設定できない状態だった。
なお、今回の打ち上げでも、ファルコン9の第1段の着水と回収の実験が試みられる予定だ。今回も洋上への着水となるが、前回は着水後、荒れた海のせいで第1段の大半が失われてしまったため、スペースX社としては、今回は回収まで成し遂げたい考えだ。
■OG2 Launch | ORBCOMM
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