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今月6日に月を周る高度100kmの円軌道に入った月探査機「嫦娥三号」は、中国標準時10日21時20分(日本時間同日22時20分)、月の裏側でスラスターを噴射、月面に最大15kmにまで近づく高度にまで軌道を下げた。

探査機の状態は良好、月面着陸に向けて支障はないと報じられている。

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現在のところ、月面への着陸は14日の夜に予定されている。着陸地点は虹の入江と呼ばれる平原で、ここへ向けて嫦娥三号は地球からの支援なしに、自律的に着陸を行う。そもそも地球と月との通信は往復で3秒ほどのタイムラグが生じるため、月着陸という機敏な運用は、到底地上から操縦したりできるものではない。

着陸の具体的な時刻については、新華社は中国標準時21時ごろ(日本時間22時ごろ)、法制晩報は21時40分(同22時40分)と報じている。また中国中央電視台(CCTV)では、20時(同21時)から特別番組を放送するとしている。

また着陸に際しては、欧州宇宙機関(ESA)が持つ、オーストラリアにある深宇宙通信用アンテナも協力する。

嫦娥三号は12月2日に打ち上げられた中国の探査機で、月面へ着陸し、さらに「玉兎号」と呼ばれる無人ローバー(探査車)による探査を行う計画である。月面への着陸は1976年のルナ24以来37年ぶり、月探査車が送り込まれるのは1973年のルノホート2以来40年ぶりのこととなる。

 

■嫦娥三号将结束绕月环飞 实现月面软着陆-法制晚报
http://www.fawan.com/Article/gn/2013/12/13/135859221710.html

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