中国は北京時間7月15日17時27分03秒(日本時間同日18時27分03秒)、実験衛星「実践十一号05星」を搭載した長征二号丙ロケットを、酒泉衛星発射センターから打ち上げた。声明によれば打ち上げは成功したとされ、アメリカ戦略軍のレーダーも、軌道上に物体を補足し、成功を確認した。

実践十一号は宇宙科学実験と工学実験を目的とした衛星とされるが、その実態は明かされておらず、一説には軍事衛星、あるいは軍事衛星用の機器の実験機であるとされる。

アメリカ戦略軍のレーダーによれば、同衛星は高度684 x 749km、傾斜角98.14度の軌道に乗ったことが分かっており、この数字はこれまでの実践十一号シリーズとほぼ同じ軌道である。

実践十一号シリーズは2009年11月12日に1号機が打ち上げられ、今回で5機目となる。ただし4号機は、2011年8月18日に打ち上げられたが失敗に終わっている。

 

■长征二号丙火箭成功发射实践十一号卫星