中国国家航天局(CNSA)は6月24日、有人宇宙船「神舟9号」による「天宮1号」の手動ドッキングを初めて実施し、成功したと発表した。

中国有人宇宙プロジェクトの発表によると、景海鵬(Jing Haipeng)宇宙飛行士、劉旺(Liu Wang)宇宙飛行士、劉洋(Liu Yang)宇宙飛行士の3人を乗せた「神舟9号」は北京時間6月24日11時12分(日本時間12時12分)、「天宮1号」とのドッキングを自動解除し、「天宮1号」から400m離れた位置まで自動後退した。

その後、「神舟9号」は「天宮1号」に再び自動接近し、北京時間12時38分(日本時間13時38分)、「神舟9号」の制御が手動に切り替わった。中央に座っていた劉旺宇宙飛行士が「神舟9号」を操縦し、景海鵬と劉洋の両宇宙飛行士はデータとドッキングターゲットを監視しながら、北京時間12時55分(日本時間13時55分)に無事「天宮1号」と再度ドッキングした。

なお、「神舟9号」は6月29日に地上に帰還する予定となっている。

 

■我国首次手控空間交会対接成功
http://www.cmse.gov.cn/news/2012/0624/2505.html