米航空宇宙局(NASA)は4月27日、アメリカ国立航空宇宙博物館の別館「ウドヴァーヘイジー・センター」に展示していたスペースシャトル「エンタープライズ」を、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港に運んだ。
エンタープライズを載せたシャトル輸送機(ボーイング747の改造)はアメリカ東部夏時間4月27日9時39(日本時間22時39分)にワシントンD.C.のダレス国際空港を離陸し、11時22分(日本時間4月28日0時22分)にジョン・F・ケネディ国際空港に着陸した。
シャトル輸送機は着陸の前、自由の女神の上空、エンパイア・ステート・ビルの近くなど、ニューヨーク市街を低空を飛行し、スペースシャトルファンのみならず、多くのニューヨーカーを魅了した。
スペースシャトルが退役したことを受け、ディスカバリーが「ウドヴァーヘイジー・センター」で展示されることとなり、エンタープライズの移動が決定されている。エンタープライズは7月から、イントレピッド海上航空宇宙博物館で展示される予定となっている。
スペースシャトルは試験機を含め、これまで合計6機が製造されている。1号機が宇宙飛行能力を持たないエンタープライズ号で、試験の役目を終え、航空ショーなどを経て、1985年から「ウドヴァーヘイジー・センター」で展示されていた。
■Shuttle Enterprise Flight to New York
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