米航空宇宙局(NASA)は1月1日、双子の月探査機「グレイル」が月周回軌道投入に成功したことを発表した。
発表によると、「グレイルA」は12月31日、「グレイルB」は1月1日にそれぞれエンジンを約40分間噴射した結果、月周回軌道に投入されたという。
「NASAは新しい年を新しい探査で迎えました。この2機のグレイル探査機は、私たちの月への知識、そして地球の進化についての知識を拡げてくれるでしょう」
月周回軌道投入成功について、NASAのチャールズ・ボールデン長官はこのように述べた。
今後、両探査機に対し軌道修正が行われ、3月には高度50kmの極軌道に投入される。その後、両探査機は月の重力場を正確に測定し、月の内部構造の特定や、月がどのように形成され、どのように進化したのか探る。
■NASA's Twin Grail Spacecraft Reunite in Lunar Orbit
http://www.nasa.gov/mission_pages/grail/news/grail20120101.html