【速報】若田光一宇宙飛行士が宇宙航空研究開発機構(JAXA)を退職へ

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2024年3月26日、若田光一宇宙飛行士が2024年3月31日をもってJAXAを退職することを明らかにしました。【最終更新:2024年3月26日17時台】

【▲ アメリカ航空宇宙局(NASA)「Crew-5」ミッション終了後の報告会に参加した宇宙航空研究開発機構(JAXA)の若田光一宇宙飛行士。2023年5月27日撮影(Credit: JAXA)】
【▲ アメリカ航空宇宙局(NASA)「Crew-5」ミッション終了後の報告会に参加した宇宙航空研究開発機構(JAXA)の若田光一宇宙飛行士。2023年5月27日撮影(Credit: JAXA)】

1963年生まれの若田飛行士は1992年にJAXAの宇宙飛行士候補者として選抜。1996年にアメリカ航空宇宙局(NASA)の「STS-72」ミッションで日本人初のミッションスペシャリストとしてスペースシャトルに搭乗し、2000年には「STS-92」ミッションで国際宇宙ステーション(ISS)の建設に参加。2009年には日本人初となる1度目のISS長期滞在を実施し、2013年11月~2014年5月に行った2度目のISS長期滞在の後半には日本人初のISS船長(コマンダー)を務めました。

また、2022年10月~2023年3月にはスペースXのクルードラゴン宇宙船による「Crew-5」ミッションで3度目のISS長期滞在を実施し、NASAの宇宙飛行士とともに自身初を含む合計2回の船外活動でISSに増設する太陽電池アレイの架台取付作業などを行いました。JAXAによると、Crew-5ミッションを終えた時点での若田飛行士の通算宇宙滞在時間は504日18時間35分、通算ISS滞在時間は482日15時間57分で、どちらも日本人宇宙飛行士としての最長記録となっています。

なお、2024年3月29日には若田飛行士らが記者会見を開く予定だということです。

 

文/sorae編集部 速報班