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インド宇宙機関(ISRO)は現地時間2023年3月26日、アメリカの衛星通信企業「OneWeb(ワンウェブ)」の通信衛星36機を搭載した「GSLV MkIII」ロケット(LVM3ロケット)の打ち上げに成功しました。

ワンウェブのCEOを務めるNeil Masterson(ニール・マスターソン)氏によると、今回の打ち上げ成功により、全世界でワンウェブの通信サービスが利用可能になったということです。

【▲ サティシュダワン宇宙センターから打ち上げられるGSLV MkIIIロケット(Credit: ISRO)】
【▲ サティシュダワン宇宙センターから打ち上げられるGSLV MkIIIロケット(Credit: ISRO)】

ワンウェブ衛星を搭載したGSLV MkIIIロケットは、インド標準時2023年3月26日9時00分、サティシュダワン宇宙センターから打ち上げられました。

ワンウェブとISROによると、衛星は4機ごとに1時間14分に及ぶ9段階の衛星分離フェーズを経て、ロケットから正常に分離されました。その後、全ての衛星から信号を受信することに成功したということです。衛星は高度450km・軌道傾斜角87.4度の地球低軌道へ投入されました。

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今回の打ち上げミッションは、ISROの商業部門であるニュースペース・インディア社(NewSpace India Limited:NSIL)によって実施されました。同社は総計72機のワンウェブ衛星を地球低軌道(LEO)へ打ち上げる契約を完了し、GSLV MkIIIロケットを使用した商業打ち上げミッションを達成しました。

【▲ 今回の打ち上げミッションマーク(Credit: ISRO)】
【▲ 今回の打ち上げミッションマーク(Credit: ISRO)】

ワンウェブは総計648機の通信衛星からなる衛星コンステレーションの構築を進めています。今回は同社にとって18回目の打ち上げで、あわせて618機の衛星が軌道に投入されました。

ワンウェブの衛星は、2022年2月までヨーロッパの「アリアン・スペース」により「ソユーズ」ロケットを使って打ち上げが実施されてきました。しかし、ロシアによるウクライナ侵攻の影響を受けて、ソユーズロケットによる打ち上げは停止していました。

同月以降、ワンウェブはNSIL社とともに、アメリカのスペースX社と打ち上げ契約を締結し、通信衛星を軌道に投入してきました。最近では2023年3月9日にもスペースXによるワンウェブ衛星の打ち上げが実施されました。

関連記事:スペースX、OneWebの通信衛星40機の打ち上げ成功 第1世代ネットワークの完成間近(2023年3月17日)

 

Source

  • ISRO – LVM3 M3 / OneWeb India-2 mission accomplished successfully
  • OneWeb – Successful launch of 36 OneWeb Satellites with ISRO/NSIL marks key milestone to enable global connectivity
  • SpaceNews – OneWeb completes constellation deployment for global broadband

文/出口隼詩

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