【▲ ミッション16日目(2022年12月1日)に撮影されたオリオン宇宙船のセルフィー。右下に月が写っている(Credit: NASA)】

【▲ ミッション16日目(2022年12月1日)に撮影されたオリオン宇宙船のセルフィー。右下に月が写っている(Credit: NASA)】

アメリカ航空宇宙局(NASA)は12月2日(日本時間・以下同様)、無人飛行試験中の新型宇宙船「Orion(オリオン、オライオン)」が予定通り月周回軌道を離れたと発表しました。

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【特集】「アルテミス1」有人月面探査計画の最初のミッション

オリオン宇宙船は月面探査計画「アルテミス」や、将来の火星探査も想定してNASAが開発した有人宇宙船です。NASAは「アルテミス1」ミッションで無人飛行試験を行うために、2022年11月16日に新型ロケット「SLS(スペースローンチシステム)」初号機でオリオンを打ち上げました。

オリオン宇宙船は11月21日に月の裏側で月面に約81マイル(約130km)まで接近して軌道を変更した後、11月26日にはDRO(Distant Retrograde Orbit、遠方逆行軌道)と呼ばれる月の公転方向に逆行するような周回軌道に入り、深宇宙環境での点検が行われていました。2022年11月29日6時過ぎにはミッションの中間点であり、「有人飛行用に設計された宇宙船が到達した最遠距離」となる、地球から26万8563マイル(約43万2210km)のポイントに到達しています。

2022年12月2日5時53分、オリオン宇宙船は1分45秒間に渡るエンジン噴射を完了して、DROを離脱しました。NASAによると、12月2日6時半すぎの時点でオリオン宇宙船は地球から23万7600マイル(約38万2380km)、月から5万2900マイル(約8万5134km)離れたところを、時速2300マイル(時速約3700km=秒速約1.03km)で飛行しています。

この後、オリオン宇宙船は12月6日に再び月面から約130kmまで接近しつつ、エンジンを噴射して地球に向かう軌道へ入り、12月12日に帰還する予定です。

【▲ アルテミス1ミッションにおけるオリオン宇宙船の軌道(月の公転運動を追尾する視点)。青は地球、白は月、赤はオリオン宇宙船を示す。オリオン宇宙船は月の公転方向に逆行するような周回軌道を半周する。なお、月が左右に往復しているのは地球からの距離が周期的に変化するためで、地球に近づくタイミングの満月はいわゆるスーパームーンと呼ばれる(Credit: ESA)】

【▲ アルテミス1ミッションにおけるオリオン宇宙船の軌道(月の公転運動を追尾する視点)。青は地球、白は月、赤はオリオン宇宙船を示す。オリオン宇宙船は月の公転方向に逆行するような周回軌道を半周する。なお、月が左右に往復しているのは地球からの距離が周期的に変化するためで、地球に近づくタイミングの満月はいわゆるスーパームーンと呼ばれる(Credit: ESA)】

【▲ 地球から見た月とアルテミス1ミッションにおけるオリオン宇宙船の軌道。青は地球、白は月、赤はオリオン宇宙船を示す。地球からはDROに入ったオリオン宇宙船が月の公転と同じ方向へ、月に追い越されながら飛行しているように見える(Credit: ESA)】

【▲ 地球から見た月とアルテミス1ミッションにおけるオリオン宇宙船の軌道。青は地球、白は月、赤はオリオン宇宙船を示す。地球からはDROに入ったオリオン宇宙船が月の公転と同じ方向へ、月に追い越されながら飛行しているように見える(Credit: ESA)】

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Source

  • Image Credit: NASA, ESA
  • NASA - Artemis (NASA Blogs)

文/sorae編集部

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