【▲ 無人探査機による日本初の月面着陸を目指した小型探査機「OMOTENASHI(おもてなし)」(Credit: JAXA)】

【▲ 無人探査機による日本初の月面着陸を目指した小型探査機「OMOTENASHI(おもてなし)」(Credit: JAXA)】

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11月22日、日本の無人探査機「OMOTENASHI(オモテナシ)」による月面着陸の実施を断念したと発表しました。

アメリカ航空宇宙局(NASA)の「アルテミス1」ミッションに相乗りして2022年11月16日に打ち上げられたOMOTENASHIは、無人探査機による日本初の月面着陸を目指していました。靴箱サイズの小さなOMOTENASHIには着陸脚が備わっておらず、固体燃料ロケットモーターで減速した後に月面へ到達するセミハードランディング方式を採用したことが特徴です。

JAXAによると、NASAの新型ロケット「SLS(スペースローンチシステム)」から放出されたOMOTENASHIは放出後の姿勢制御を当初の計画通りに行うことができず、太陽電池を太陽とは反対側に向けたまま機体が回転する状態になっていたとみられており、バッテリーの電圧が不足したことで11月16日夜以降は通信が途絶えていました。


近月点(月に最も近づく点)を通過したことで月面着陸は断念したものの、JAXAは引き続きOMOTENASHIの復旧作業に取り組んでおり、地球磁気圏外での放射線環境測定などを目指すとしています。

 

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文/sorae編集部 - 2022年11月22日11時51分

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