中国は8月10日に、「長征6号」ロケットの打ち上げを実施しました。同ロケットには、地球観測衛星「吉林一号高分03D09」など16機が搭載されました。中国の宇宙開発を担当する中国航天科技集団有限公司(CASC)によると、衛星は所定の軌道に投入され、打ち上げは成功したということです。

【▲ 中国・太原衛星発射センターから打ち上げられた長征6号ロケット(Credit: CASC)】
【▲ 中国・太原衛星発射センターから打ち上げられた長征6号ロケット(Credit: CASC)】

16機の衛星を搭載した長征6号ロケットは、現地時間2022年8月10日12時50分、太原衛星発射センターから打ち上げられました。長征6号ロケットは、上海航天技術研究院(SAST)によって開発された3段式の液体燃料ロケットで、高度700kmの太陽同期軌道に約1tの衛星を投入できる能力を持ちます。長征6号は中国で「新一代」と呼ばれている新型ロケットシリーズとして登場し、今回が9回目の打ち上げミッションとなります。

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【▲ 発射台に取り付けられた長征6ロケット(Credit: CASC)】
【▲ 発射台に取り付けられた長征6ロケット(Credit: CASC)】

今回のミッションで搭載された衛星は、長光衛星技術有限公司によって開発された地球観測衛星「吉林一号」の高分03Dシリーズ10機と赤外シリーズ6機です。「吉林一号」高分03Dシリーズは、吉林一号高分03D09星(西安航投一号)、吉林一号高分03D35~41星(「天府星座」東坡01~07号星)、吉林一号高分03D42星(河南一号)、吉林一号高分03D43星(浦銀一号)が搭載されました。

また、「吉林一号」赤外シリーズは、吉林一号赤外A01~05星(「雲遥一号」04~08星)、吉林一号赤外A06星(天津浜海一号)が搭載され、これらは気象分野の観測を実施します。吉林一号は2015年10月から打ち上げが始まっており、海外メディアのNASASpaceFlight.comによると、2030年までに138機の衛星からなるコンステレーションが構築される予定ということです。

なお、このミッションは、中国長城工業総公司(CGWIC)が打ち上げサービスを提供しました。CGWICによると、1990年に長征ロケットが国際市場に参入して以来、同社は73回の商業衛星発射を実施し、69機の国際商業衛星と67機の国内商業衛星を打ち上げてきました。さらにCGWICは44回のライドシェアミッション(相乗り打ち上げ)を提供し、27機の国際商業衛星と104機の国内商業衛星を軌道へ投入したとのことです。

 

関連:中国、地球観測衛星など合計19機の人工衛星を相次いで打ち上げ

Source

  • Image credit: CASC
  • CASC - 一箭16星!长征六号发射圆满成功
  • CGWIC - 长城公司成功发射吉林一号高分03D09星等16颗卫星
  • CGWIC - CGWIC Launches Sixteen Satellites for Chang Guang Satellite Technology Co.,Ltd by LM-6 Launch Vehicle

文/sorae編集部

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