【▲超小型人工衛星「宇宙マグロ1号(SpaceTuna1)(Credit: 近畿大学)」】

【▲超小型人工衛星「宇宙マグロ1号(SpaceTuna1)(Credit: 近畿大学)」】

近畿大学は、超小型人工衛星「宇宙マグロ1号(SpaceTuna1)」をJAXAに引き渡し、国際宇宙ステーションに運んだ後に日本実験棟「きぼう」から放出する予定であることを2022年4月27日に発表しました。

「宇宙マグロ1号」は、近畿大学理工学部の電気電子通信工学科准教授、前田佳伸さん、同理学科物理学コース講師、信川久実子さんらの研究グループと、株式会社エクセディが共同開発した10cm角の超小型人工衛星です。近畿大学と日本カーバイド工業株式会社が共同開発した、反射特性を最適化した再帰性反射材シートを装着しており、地上から約400km離れた地球周回軌道上の宇宙マグロ1号にレーザーを照射し、反射強度の基礎データなど、宇宙空間における反射材の特性を調査します。

この研究は、近畿大学のプレスリリースによると、持続可能な宇宙事業開発への貢献を目指すものとし、再帰性反射材によるレーザー反射の技術を応用することで、スペースデブリ(宇宙ゴミ)の回収に役立つことが期待されるといいます。

なお、宇宙マグロ1号は、学生の「超小型衛星を作りたい」という強い思いから始まったプロジェクトで、学生が自らの手で組み立てを実施し、完成させています。今後は、5月上旬にJAXA(宇宙航空研究開発機構)へ引き渡し、2022年内の打ち上げを予定しているとのことです。

 

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sorae編集部