「真空二重構造断熱・保温輸送容器」の画像。1度目に使用された「NPL-A100」(左)と、改良され2度目に使用された「NPS-A100」(右)(Credit: タイガー魔法瓶)

【▲「真空二重構造断熱・保温輸送容器」の参考画像。2度目の帰還となる「NPS-A100」(左)と2018年に技術実験に用いられた「NPL-A100」(右)(Credit: タイガー魔法瓶)】

タイガー魔法瓶は2022年2月15日、「真空二重構造断熱・保温輸送容器」がISS(国際宇宙ステーション)から無事帰還したことを発表し、2度目の再使用を報告しました。

真空二重構造断熱・保温輸送容器は、タイガー魔法瓶、JAXA(宇宙航空研究開発機構)、株式会社テクノソルバが開発した宇宙実験サンプルを保冷状態で格納し、長時間保温できる構造の輸送容器です。

2018年には、「NPL-A100」(冒頭画像の右)が、宇宙ステーション補給機「こうのとり7号機」によってISSに運ばれ、同機の大気圏再突入後の回収技術実験に使用され、無事に宇宙実験サンプルを地球に持ち帰っています。

第2フェーズとなる「NPS-A100」(冒頭画像の左)は、小型化し複数回利用を可能とする設計に改良されました。1度目の使用は、2018年11月にスペースXの補給船「カーゴドラゴン」(ドラゴン補給船 運用22号機)によってISSに運ばれ、2021年7月に同機で地球に帰還。2度目の使用となる今回も「カーゴドラゴン」(ドラゴン補給船 運用24号機)により2021年12月にISSに運ばれ、約1ヶ月間の宇宙実験を実施の後、日本時間2022年1月25日に地球に戻ってきました。温度は、往路・復路ともに規定範囲で維持されていたとようです。

ISSに接近する「カーゴドラゴン」(Credit: JAXA/NASA)

【▲ISSに接近する「カーゴドラゴン」(ドラゴン補給船 運用24号機)(Credit: JAXA/NASA)】

なお、今回で2回目の使用となった「NPS-A100」は「今後も宇宙実験用として繰り返し使われる予定です」とタイガー魔法瓶は述べています。

 

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