中国は現地時間1月26日、地球観測衛星「陸地探査一号01組A星」(L-SAR 01組A星)の打ち上げに成功しました。同衛星は「長征4C」ロケットに搭載され、所定の軌道へ投入されたということです。このミッションは長征ロケット407回目の打ち上げであり、中国にとって今年2回目のミッションとなりました。

地球観測衛星「陸地探査一号01組A星」を搭載して酒泉衛星発射センターから打ち上げられた「長征4C」ロケット(Credit: CASC)

【▲ 地球観測衛星「陸地探査一号01組A星」を搭載して酒泉衛星発射センターから打ち上げられた「長征4C」ロケット(Credit: CASC)】

中国航天科技集団有限公司(CASC)によると、陸地探査一号01組A星を搭載した長征4Cロケットは現地時間1月26日7時44分に、中国北西部にある酒泉衛星発射センターから打ち上げられました。

CASCの傘下企業である上海航天技術研究院(SAST)が開発したとされる陸地探査一号には合成開口レーダー(SAR)が搭載されており、「地質学的な環境や地滑り、地震などを観測」するために用いられるということです。

陸地観測一号01組A星のイメージ図(Credit: CASC/SAST)

【▲ 陸地観測一号01組A星のイメージ図(Credit: CASC/SAST)】

電波を利用するSARは、曇りや雨などの悪天候時を含めて、地上を日夜問わず一日中観測することができます。陸地探査一号の重量は約3.2トン、搭載されているSARのアンテナ総面積は33平方メートル以上で、現在軌道上にあるものとしては中国最大のSAR衛星とされています。また、陸地探査一号01組は「A星」および「B星」の2機で構成される予定で、「01組B星」は2022年2月末頃の打ち上げを見込んでいるということです。

なお、CASCによると、中国南部・海南島にある文昌衛星発射センターでは新型ロケット「長征8号Y2」の打ち上げ準備が始まっていて、こちらは2022年2月下旬から3月上旬の打ち上げを目指しているとのことです。

 

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Image Credit: CASC
Source: CASC(中国語) / CASC(英語) / SAST / Space.com
文/sorae編集部