スペースXは現地時間1月18日、同社のインターネット通信衛星「スターリンク」49機の打ち上げに成功しました。今回の打ち上げによって、これまでに同社が打ち上げたスターリンク衛星の総数は2000機以上に達しています。

スターリンク衛星を搭載したファルコン9ロケットは勢いよく炎を噴いて、宇宙へ向かう。(Credit: SpaceX Broadcast)

【▲スターリンク衛星を搭載したファルコン9ロケットは勢いよく炎を噴いて、宇宙へ向かう。(Credit: SpaceX Broadcast)】

スターリンク衛星を搭載したファルコン9ロケットは、アメリカ東部標準時2022年1月18日19時4分に、フロリダ州にあるケネディ宇宙センターの39A発射台から打ち上げられました。49機の衛星は打ち上げから約15分半後に分離され、軌道への投入に成功したということです。軌道上物体に詳しい天体物理学者のJonathan McDowell氏によると、これまでに合計2042機のスターリンク衛星が打ち上げられており、現在も軌道上にあるのは1879機、運用中の衛星数は1497機とされています。

いっぽう、スペースXのCEOであるイーロン・マスク氏は、今回の打ち上げに先立つ日本時間1月16日に「1469機のスターリンク衛星が作動中、272機が運用軌道へ移動中。レーザーリンクを備えた衛星はもうすぐ作動する」とツイートしています。レーザーリンクを備えたスターリンク衛星は「Starlink Ver1.5」と呼ばれており、衛星間の通信時に地上局を経由する必要がなく、レーザー通信を使って衛星同士が直接通信できる機能を備えています。

また、今回の打ち上げに使われたファルコン9ロケットの第1段機体は、大西洋上で待機していた無人ドローン船「A Shortfall ofGravitas」へ打ち上げから約8分半後に着陸し、同一機体による10回目の打ち上げと着陸に成功しました。この第1段機体はこれまでにも「GPS3」衛星やトルコの通信衛星「Turksat 5A」、スペースXのライドシェアミッション「Transporter-2」、6回の「スターリンク」衛星の打ち上げに使用されています。同社によると、10回再利用されたファルコン9の第1段機体はこれで4機目で、その内の1機は11回の打ち上げと着陸を行なっているということです。

関連:スペースX「ファルコン9」を16時間以内に2回打ち上げ! 第1段11回目の再利用にも成功

Spaceflight.nowによれば、スターリンクのサービスは25の国と地域で14万5000人以上のユーザーに提供されており、今後もサービスが拡大される見込みです。

 

Image Credit: SpaceX Broadcast
Source: SpaceX/SpaceNews/Spaceflight Now
文/出口隼詩