ヴァンデンバーグ空軍基地を飛び立つスペースXの「ファルコン9」ロケット(Credit: SpaceX)

【▲ヴァンデンバーグ空軍基地を飛び立つスペースXの「ファルコン9」ロケット(Credit: SpaceX)】

スペースXは現地時間12月18日、同社のスターリンク衛星52基を搭載した「ファルコン9」ロケットと、トルコの通信衛星「Turksat-5B」を搭載した「ファルコン9」ロケットの打ち上げをそれぞれ実施しました。

スターリンク衛星を搭載したファルコン9は、カリフォルニア州のヴァンデンバーグ空軍基地から日本時間12月18日21時41分(米国太平洋標準時12月18日4時41分)に打ち上げられ、52基の衛星は傾斜角53.22度の地球低軌道に投入されました。続いて日本時間12月19日12時58分(米国東部標準時12月18日22時58分)にはTurksat-5Bを搭載したファルコン9がフロリダ州のケープカナベラル空軍基地を飛び立ち、打ち上げに成功しました。なお、2機のファルコン9の第1段はドローン船への着陸にもそれぞれ成功しています。

2機のファルコン9は15時間17分間隔で打ち上げられました。スペースXは過去にもファルコン9を短期間で連続して打ち上げたことがあり、今年9月にはスターリンク衛星と民間人クルー4名のみで行われた「Inspiration4」ミッションの打ち上げが44時間17分間隔で行われていますが、今回の打ち上げはこの記録を大幅に塗り替えるものとなりました。

また、ヴァンデンバーグ空軍基地から打ち上げられたファルコン9は第1段の再利用回数記録も更新しました。この第1段が最初に用いられたのは日本時間2019年3月2日に実施された「クルードラゴン」の無人テスト飛行ミッション「Demo-1」で、その後はカナダの気象観測衛星コンステレーション「RADARSAT」(2019年6月)やアメリカの放送会社シリウスXMラジオの通信衛星「SXM-7」(2020年12月)、それに7回のスターリンク衛星打ち上げにも使われており、今回で11回目の打ち上げと着陸に成功しています。

なお、スペースXは国際宇宙ステーション(ISS)への補給ミッション「CRS-24」を行う補給船「カーゴドラゴン」の打ち上げを日本時間12月21日19時6分に予定しています(バックアップの打ち上げ日時は日本時間12月22日18時43分)。カーゴドラゴンが予定通り打ち上げられれば、スペースXは70時間以内に3機のファルコン9打ち上げを実施することになります。

 

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Image Credit: SpaceX
Source: SpaceX / NASASpaceFlight.com / SpaceNews
文/松村武宏

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