スペースXは、現地時間12月2日、「スターリンク」衛星48機とBlackSky社(ブラックスカイ)の地球観測衛星2機を打ち上げました。

これらの衛星は、ファルコン9ロケットに搭載されて、フロリダ州・ケープカナベラル宇宙軍基地第40番発射台から発射されました。スペースXによると、全ての衛星の分離に成功したということです。また使用されたファルコン9ロケット第一段目機体は、9回目の打ち上げとドローン船「A Shortfall of Gravitas」号への着陸に成功。これまでにGPS-III衛星、Turksat-5A、Transporter-2、5回のスターリンクの打ち上げに用いられてきました。なお、アメリカの宇宙開発誌SpaceNewsによると、この打ち上げは、ファルコン9ロケットにとって2021年27回目の発射となり、年間の打ち上げでは過去最多記録を更新したということです。

スターリンク衛星48機を搭載して打ち上げられるファルコン9ロケット(Credit: SpaceX webcast)

【▲スターリンク衛星48機を搭載して打ち上げられるファルコン9ロケット(Credit: SpaceX webcast)】

ブラックスカイは、リアルタイムで観測可能な地球観測衛星コンステレーションの構築を目指しています。2021年11月17日には、ニュージーランドとアメリカの民間企業ロケットラボが開発した「エレクトロン」ロケットでも2機の衛星が打ち上げられました。

さらにスペースXは、現地時間12月9日にNASAのX線観測衛星「Imaging X-ray Polarimetry Explorer(IXPE:イメージングX線偏光観測衛星)」の打ち上げを予定しています。この観測衛星ミッションは、アメリカ・イタリア・日本などの国際協力によって実施され、「これまで技術的に困難とされてきた X 線偏光をかつてない感度で検出することで、ブラックホール近傍の時空構造や中性子星の超強磁場内の真空の性質を調べ、ダイナミックな宇宙を探る切り札」(理化学研究所、名古屋大プレスリリース)として期待されています。

 

Image Credit: SpaceX webcast
Source: SpaceX/SpaceNews/理化学研究所・名古屋大プレスリリース
文/出口隼詩

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