スペースXは現地時間9月13日に同社のインターネットサービス「スターリンク」で使用されるスターリンク衛星51基を打ち上げました。

これまで同社は毎月一回ほどのペースでスターリンク衛星の打ち上げを行ってきましたが、5月26日以来の発射となりました。衛星を搭載したファルコン9ロケットはカルフォルニア州にあるヴァンデンバーグ空軍基地4E発射台から打ち上げられました。発射から約15分30秒後に、ロケットのペイロードは分離に成功。なお衛星は初めて「極軌道」に投入されました。極軌道とは地球を南北に周回する軌道のことで、スターリンク衛星では初めて投入される軌道になります。これにより、緯度の高い地域にもサービスを提供することが可能になるということです。

ヴァンデンバーグ空軍基地から打ち上げられたファルコン9ロケットの軌跡(Credit: SpaceX)

【▲ ヴァンデンバーグ空軍基地から打ち上げられたファルコン9ロケットの軌跡(Credit: SpaceX)】

衛星の打ち上げに使用されたファルコン9ロケットは、再利用のため第一段機体が地球へ帰還します。このミッションでも打ち上げから約9分後、太平洋で回収船「Of Course I Still Love You」(もちろんまだ君を愛している)号への着陸に成功しました。使用された第一段機体は10回目の打ち上げと着陸を成し遂げ、スペースXのミッションでは通算90回の着陸成功となったということです。

このミッションで打ち上げられたスターリンク衛星はこれまで打ち上げられた同機よりも改良が進められています。これらの衛星は「ver 1.5」と呼ばれており、衛星同士でのレーザーによる通信が可能になりました。この改良により地上局との通信なしで衛星同士がやりとりできます。

同社が行うインターネットサービス「スターリンク」は、日本の一部地域でKDDIにより導入されることが発表されたばかりです。今後も世界中でサービス拡大と衛星の打ち上げを実施していくものと見られます。

 

参考記事:KDDI、スペースXのスターリンクを回線に利用する契約を締結 2022年度をめどにサービス開始

Image Credit: SpaceX
Source: SpaceX/SpaceNews
文/出口隼詩

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