米民間宇宙企業スペースXは、ファルコン9ロケットの打ち上げを約2ヶ月ぶりに行いました。ロケットは日本時間8月29日午後4時14分に、アメリカ・フロリダ州にあるケネディー宇宙センター39A発射台から補給船「Cargo Dragon(カーゴ・ドラゴン)」を搭載して打ち上げられました。発射から約12分後に、補給船はロケットと分離。国際宇宙ステーション(ISS)への補給ミッション「CRS-23」として物資を届けました。そして日本時間8月30日深夜にISSへの自動ドッキングに成功したということです。カーゴ・ドラゴン補給船は、約1ヶ月ほどISSに係留された後、実験機器や科学機器などを積み込み、フロリダ沖へ着水する見込みとなっています。

約2ヶ月ぶりに打ち上げられたファルコン9ロケット。補給船「カーゴドラゴン」を搭載している(Credit: SpaceX webcast)

【▲ 約2ヶ月ぶりに打ち上げられたファルコン9ロケット。補給船「カーゴドラゴン」を搭載している(Credit: SpaceX webcast)】

ファルコン9ロケットの打ち上げでは、すっかりお馴染みとなった第1段機体のドローン船への着陸にも成功しました。今回は、新たに建造されたドローン船「A Shortfall of Gravitas」が使用され、初着陸となりました。使用された第1段機体は、4回目のフライトです。これまでに有人宇宙船「クルードラゴン」のミッションCrew-1、Crew-2、通信衛星SXM-8の打ち上げに使用されました。

この打ち上げミッションでは合計2000kg以上の科学実験器具や生活必需品、ハードウェアなどをISSへ運びます。その荷物の中には、日本に本社を持つ宇宙用作業ロボットを開発するGITAI Japan 株式会社の「GITAIロボット」が搭載されています。同社は米国民間宇宙企業のNanoracks社と合同で、ISSにあるBishopエアロック船内においてロボットの技術実証を行います。実証は今年10月を予定しており、現在NASAとスケジュールを調整中とのこと。主にスイッチ・ケーブル操作などの「ISS船内作業」と宇宙用パネル組み立てなどの「宇宙組み立て作業」を実施するということです。

 

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Image Credit: SpaceX webcast
Source: SpaceX/NASA/SpaceNews
文/出口隼詩

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