米スペースX大型宇宙船「スターシップ」とそのブースター「スーパー・ヘビー」のプロトタイプによる軌道打ち上げを7月に予定していることが、同社社長のグウィン・ショットウェル氏によって語られました。

ショットウェル氏は6月25日に開催された全米宇宙協会の国際宇宙開発会議(ISDC)に出席し、テキサス州ボカチカの打ち上げ状からスターシップとスーパー・ヘビーを打ち上げる計画に触れました。以前に連邦通信委員会(FCC)提出された書類によれば、スターシップは軌道に到達した後で大気圏に突入し、ハワイのカウアイ島北西100km地点に落下します。また、スーパー・ヘビーはメキシコ湾に着陸します。

火星開拓にも利用される予定のスターシップは、スーパー・ヘビーと組み合わせることで最大100トン(地球低軌道)、あるいは100名の乗員を輸送できます。今年5月にはプロトタイプ機「SN15」が初となる高高度飛行からの着陸に成功。そして初の軌道飛行には「SN20」とスーパー・ヘビーの試験機「BN3」が利用される予定です。

なお、スペースXはスターシップの準軌道飛行のライセンスしか申請しておらず、軌道飛行のライセンスを取得していません。この件に関し、連邦航空局(FAA)は環境への影響を調査しています。

 

Image Credit: SpaceX
Source: SpaceNews
文/塚本直樹

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