アメリカ宇宙軍は、現地時間6月13日、戦略対応型打ち上げミッション「Tactically Responsive Launch-2」(TacRL-2)を行い、「ペガサスXL」ロケットの打ち上げに成功しました。

同ミッションは、ヴァンデンバーグ宇宙軍基地を拠点として実施されました。ペガサスXLロケットは、空中発射型の3段式ロケットです。母艦となる「スターゲイザー」L-1011飛行機に搭載されたロケットは、太平洋上空12km(4000フィート)上空で切り離された後、第一段目の燃焼を開始。その後、所定の軌道へペイロードを投入することに成功しました。なお、今回のミッションでは「技術実証衛星」としか公表されておらず、その詳細は明らかにされていません。

ペガサスXLロケットの母機である「スターゲイザー」。ロケットは母機の下部に設置されている。(Credit: US Space Force)

【▲ ペガサスXLロケットの母機である「スターゲイザー」。ロケットは母機の下部に設置されている。(Credit: US Space Force)】

戦術対応型打ち上げミッションは、スピード、敏捷性、柔軟性を打ち上げ事業に導入し、宇宙領域の変化に対応することを目的として行われました。また通常のロケット打ち上げミッションは、「年」単位で行われますが、そのような標準的な計画にかかる時間よりも早くミッションを遂行することが目標です。このミッションでは、契約から4ヶ月で組み立て、テストを行ったということです。

ペガサスロケットを製造したノースロップグラマン社によると、ペガサスロケットは45回目の打ち上げとなりました。これまでに90機以上の衛星を打ち上げており、アメリカやヨーロッパ、マーシャル諸島などから打ち上げられてきたということです。

 

Image Credit: US Space Force
Source: US Space Force/Northrop Grumman/Space News
文/出口隼詩

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