先日発表された新型ロケット「Neutron」の全容(Credit: Rocket Lab)

先日発表された新型ロケット「Neutron」の全容(Credit: Rocket Lab)

米国に本社を置くロケットラボは、再利用可能な新型の大型ロケット「Neutron」を発表しました。コンステレーション衛星の打ち上げや月や火星などの深宇宙ミッション、国際宇宙ステーション(ISS)への物資供給、さらには有人宇宙飛行にも使用される予定です。LEO(低軌道)に8t、月に2t、火星や金星に1.5tのペイロード能力を持ちます。これは同社が現在運用中の小型衛星用打ち上げロケット「エレクトロン」のペイロード能力である300kgを遥かに超える性能です。

Neutronは二段式ロケットで全長40m、フェアリングの直径は4.5m。燃料はLOX(液体酸素)とケロシンを使用します。そして、再利用可能なのはNeutronの一段目です。海上に設置されたプラットフォームに着陸し、回収されます。再利用により、打ち上げ頻度の増加や打ち上げコストの減少を目指しています。

ロケットは、アメリカ・ヴァージニア州に存在するワロップス飛行施設の南端にある中部大西洋地域宇宙基地から打ち上げられる見込みです。現在、エレクトロンはニュージーランド・マヒア半島にある同社の発射場から打ち上げられていますが、Neutronはアメリカからの発射を目標にしています。一方で同社は、アメリカで最新のロケット製造工場を建設するための土地を探しているということです。

 

 

Image Credit: Rocket Lab
Source: Rocket Lab
文/出口隼詩

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