バイコヌール宇宙基地から打ち上げられる「プログレス」補給船を搭載したソユーズ2.1aロケット(Credit: Roscosmos)

バイコヌール宇宙基地から打ち上げられる「プログレス」補給船を搭載したソユーズ2.1aロケット(Credit: Roscosmos)

ロスコスモスは、宇宙ステーション補給船「プログレス」MS-16を打ち上げました。打ち上げを担当する同社によると、2月15日12時45分(日本時間)にバイコヌール宇宙基地からソユーズ2.1aロケットを使って打ち上げ、約8分48秒後に分離を確認。補給船に設置されているソーラーパネルとアンテナの展開も成功しました。今後は地球を33周し、2月17日15時20分(日本時間)に国際宇宙ステーション(ISS)のドッキング室「ピアース」へ自動でドッキングします。なお、前回のミッションである「プログレス」MS-15で行った超高速式でのISSへの飛行は実施しませんでした。超高速方式を実施した場合、打ち上げからドッキングまで約3時間という速さでISSに到着します。

この補給ミッションでは食料や生活必需品、推進剤、420kgの水など合わせて2400kg以上の物資がISSに補給されます。これらの中には、ISSの空気漏れを感知し、補修する機材も含まれています。また、生物医学実験で使用される実験器具や微小重力環境下で藻から食物と酸素を得るための研究機器も搭載しているということです。

なお、ロシアは現在、ISSに設置される新型の多目的実験モジュール「ナウカ」の発射に向けて準備を進めています。「ナウカ」は、2021年中にプロトンロケットで打ち上げられる予定です。それに伴って、今回プログレス補給船が係留される「ピアース」は、MS-16が終了後に廃棄される計画となっています。

 

関連:ISSの新しい多目的実験モジュール「ナウカ」ロシアで打ち上げ準備進む

Image Credit: Roscosmos
Source: Roscosmos/Spaceflightnow/Space.com
文/出口隼詩

 オススメ関連記事