空中発射母機コズミックワンから離れるランチャーワン(Credit: Virgin Orbit Twitter)

空中発射母機コズミックワンから離れるランチャーワン(Credit: Virgin Orbit Twitter)

ヴァージン・オービット社は現地時間1月17日(日本時間1月18日早朝)、空中発射ロケット「ランチャーワン(LauncherOne)」の飛行試験である「Launch Demo2」を行い、初めて打ち上げに成功しました。今回の飛行試験では、全米の大学やNASAの超小型人工衛星(キューブサット)10基を搭載。打ち上げから約1時間後、同社は衛星の分離が確認できたとし、飛行試験に成功しました。

ランチャーワンは、2段式のロケットです。通常のロケットは、地上から打ち上げられますが、ランチャーワンは空中発射を行うことで、人工衛星を所定の軌道に投入します。ボーイング747-400を改良した空中発射母機「コズミックガール(Cosmic Girl)」に搭載されたランチャーワンは、太平洋沖で切り離され、第一段エンジンの点火、第二段エンジンの点火を行い、人工衛星を軌道に投入する仕組みです。空中発射によりロケットのペイロード収容能力向上に加え、場所を問わず発射可能なことなど柔軟な打ち上げサービスに対応することができます。

また、ランチャーワンは2020年5月にも同様の飛行試験を行いました。空中母機からの分離とロケットの第一段エンジンの点火に成功したものの、異常が発生し打ち上げは失敗に終わっています。

なお、2020年4月2日、ヴァージン・オービット社は大分県とパートナーシップ契約を結び、大分空港を同社の宇宙港として選定しランチャーワンを打ち上げることになっています。開始時期は2022年の予定です。

 

Image Credit: Virgin Orbit Twitter
Source: Virgin OrbitSpaceNews
文/出口隼詩

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