12月6日未明に地球帰還を果たした「はやぶさ2」の再突入カプセルですが、早速の捜索の結果、全てのパーツが見つかりました。

カプセルの構成

カプセル各部分。初代「はやぶさ」のものだが、今回も形式は大きく変わっていない(Credit: 金木利憲)

カプセル各部分。初代「はやぶさ」のものだが、今回も形式は大きく変わっていない(Credit: 金木利憲)

画像のようにカプセルは「全面ヒートシールド」「インスツルメントモジュール(パラシュート付き)」「背面ヒートシールド」の3パーツから構成されています。大気圏再突入時がこれらが一体となっており、高度10km付近でパラシュートを展開する際に分離し、それぞれ別の場所に落下します。

カプセル全体像(Credit: JAXA)

カプセル全体像(Credit: JAXA)

3パーツのうち最も重要なのはインスツルメントモジュールで、この中央部に小惑星リュウグウのサンプルが納められたサンプルコンテナがセットされています。ここは必ず見つけたい部分なので、ビーコンや目立つ色のパラシュートなど発見しやすくするさまざまな仕掛けが施されています。

着地後の捜索もインスツルメントモジュールを最初に行い、12月6日4時47分に発見されました。実際の回収作業は朝を待って開始され、着陸地点で火工品の安全化処置などを行った後、ヘリコプターで回収本部に運ばれました。8時3分、回収ヘリが本部に到着しました。
パラシュートはインスツルメントモジュールに寄り添うように着地しています。

回収ヘリから撮影された、着地したインスツルメントモジュールとパラシュートの様子(Credit: JAXA)

回収作業中の様子 (Credit: JAXA)

大切に運ばれるカプセル。左手親指の辺りには連絡先を記した紙片が、カプトンテープで留められている。 (Credit: JAXA)

輸送用の密閉コンテナに収められたインスツルメントモジュール。この後蓋をして密閉する。(Credit: JAXA)

回収本部に戻った回収班一行(Credit: JAXA, ASA)

全面ヒートシールドは11時13分、背面ヒートシールドは12時31分に発見され、全てのパーツが見つかりました。

 

Image Credit: JAXA, ASA
文/金木利憲

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