嫦娥5号の着陸機

嫦娥5号の着陸機(Credit: CNSA)

中国の国営メディアは、11月24日に打ち上げた月面探査機「嫦娥5号」の月面軟着陸に成功した伝えました。嫦娥5号は、日本時間12月2日午前0時13分ごろ、月面北側の嵐の大洋にあるリュムケル山と呼ばれる地域に軟着陸しました。着陸後、ドリルやロボットアームなど着陸機に備え付けられた器具を使い、月面のサンプルを採取します。2mほどドリルで穴を掘り、月面内部の物質も地球へ持ち帰ります。土壌のサンプルは総計2kgほどあると考えられています。

今後は着陸から約48時間以内に月面から飛び立つ予定で、ランダーのうち上昇機のみが月周回軌道に待機する周回機とランデブー、ドッキングを行い、サンプルを地球へ届けます。地球には12月16日ごろ到着する見込みです。

嫦娥5号が下降中に撮影した月面の映像

嫦娥5号が下降中に撮影した月面の映像(Credit: 新華社通信/CNSA/CLEP)

嫦娥5号が月面着陸に成功したことにより、2013年の嫦娥3号の月表面への軟着陸、2019年の嫦娥4号の月裏側への軟着陸をあわせ、中国は3機の月探査機を配置していることになります。

今後は2023年ごろに嫦娥6号、2014年ごろには嫦娥7号を月の南極付近に軟着陸する見込みとなっています。

 

参考:中国、初の月サンプルリターンミッション「嫦娥5号」打ち上げ成功 44年ぶりの月試料採取

Image Credit: CNSA, 新華網日本語
Source: Space News
文/出口隼詩

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