月面の砂と同組成の模倣土を基にガラスの生成に成功

月面の砂と同組成の模倣土を基に生成されたガラス。鉄分が多いため光沢のある濃い黒色が特徴(Credit: 東洋製罐グループ)

東洋製罐グループは、 月面の砂と同組成の模倣土を基にしたガラスの生成に成功したことを発表しました。

創業100年を超える東洋製罐グループは、より豊かな社会の実現を目指すプロジェクト「OPEN UP! PROJECT」を2019年より始動。その一環として地球と宇宙の食の課題を解決する共創プログラム『SPACE FOODSPHERE』に参画しています。SPACE FOODSPHEREは、月面基地における「循環」「地産」「QOL(Quality of Life)向上」の実現を目的として、 2040年代に月面基地に1000人が居住することを想定し、 地球と宇宙の食の課題解決を目指しています。

東洋製罐グループは、これまでに培ってきた技術力やノウハウを活用しており、宇宙環境での生活を “容器”の領域でサポートすることを検討。今回の取り組みである「月面の砂と同組成の模倣土を基にしたガラスの生成」の成功によって、地球の資源を使用することなく、月面でガラス容器を生産できる可能性を示しました。また、ガラスは高温で溶かすことにより、再利用することができる資源でもあります。

生成に成功したガラスは、鉄分が多く含まれているため、光沢のある濃い黒色が特徴です。また、生成過程において鉄などの不純物を取り除く地球上の技術を応用することで、宇宙空間でガラスだけではなく鉄も生成できる可能性も述べています。

 

Source: 東洋製罐グループPDF

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